転職活動における転職回数について

今回は転職活動において転職回数の多さがネックになってなかなか転職できない人の対策についてお話をお伝えします。

転職支援を希望される方に多い特徴の一つに転職回数の多さが書類選考と面接の中で引っかかってなかなかうまくいかないんですとということがあるわけです。

じゃ何回以上転職していると多いということになるかというと、これは年齢とかも関係して一概には言えませんが、キャリアを履歴書や職務経歴書に書いていくときのことを考えると4回以上になるとその回数の多さが目に付いてくるかなと思います。

回数の多さだけで転職活動でうまくいかないというそれだけではないですけれども、やっぱりある程度の回数になると面接でそこに触れられる可能性は高いですしそこで納得できるような説明ができなければやっぱり印象を損ねることは事実です。

ただ、これもよく言われるんですが、

「あの私は転職回数が多いので履歴書とか書類の上では、そのうちの一部を書かないようなやり方をしてもいいんでしょうか？」

ということをよく言われるんですけども、これはですねコンサルタントの立場から言うともう絶対にやってはいけないということですね。やっぱり経歴の詐称になってしまいますし、あとでそのことが発覚した場合には、それを理由にあの解雇されても仕方がないですし、やっぱりあまりいいことはありません。

一番いいのはやっぱりその転職の事実や回数を隠すということではなく、転職を重ねて きたことに対して相手が納得できるような説明をしっかり準備するということです。
それで、もっといいのは転職を重ねてきたことをプラスに説明ができることです。

そもそも転職回数が多い人が敬遠されがちなのは、例えば堪え性がない人なんじゃないかとか、あるいは場当たり的で長期的な視野で考えるということが欠如してるんじゃないかとか、あるいは何か人間性に問題があって人間関係のトラブルを起こしやすい人じゃないかとか、まあそういった気がかりがあって敬遠されがちになるわけなんでそれらを予想されないような理由をしっかり説明すれば転職回数の多さ、イコール評価の低下ということに必ずしもならないわけなんです。

それなので、転職活動では、まずひとつは、これまでの転職理由がやむを得ないものであったり、正当な理由であったりということをまずしっかり伝えるってことです。

例えば、会社が倒産してしまったとか、所属していた部門が縮小されたりとか、あるいは一時的に病気になってしまったりとか、あとはどうしても自分がやりたい仕事をあてがわれなかったとかですね。他にもいろいろあると思 うんですけど、まずはそういう理由をしっかり説明することです。

もうひとつは、転職活動では、その転職を重ねてきたことによって1社で働き続けた人には経験できない ような、例えば多様な職場を経験したい、あるいはいろんな人間関係を転職によって経験したことで仕事上のスキルとか対人のスキルの幅が広くなって、いろんな経験値を積んでいるんです、ということをアピールすることが大きなひとつの方法かなと思います。

ということで、転職回数の多い人は、お話ししたような二点に注意をはらってしっかり準備をしていってもらいたいと思います。