web履歴書と紙の履歴書

転職サイトを利用して企業に応募するとき、web版の履歴書と同じような内容なのに、紙版の履歴書の提出を求められます。その理由は3つあります。

• 本当に入社したい応募者を選別するため
• 素っ気無いweb履歴書と違う角度からチェックするため
• 応募者を管理する作業を削減するため

本気度が高い応募者を選別できる

web履歴書の場合だと、クリックするだけの簡単な操作で応募できてしまうので、むやみやたらに応募してしまう人もいます。採用側に本気度があまり高くない人のweb履歴書が届いてしまうので管理が大変になります。
そのため、web履歴書を送るということは、仮応募のような位置づけにして、紙版のweb履歴書を送ってもらい、それで本応募という形にすることで、本当に入社したいと考えている応募者を、ある程度選別する目的があります。

素っ気無いweb履歴書とは違う角度からチェックできる

通常web履歴書には、写真を貼り付けたり添付したりはできません。そのため紙版の履歴書を送ることで、どんな感じの応募者か確認できます。また、紙版の履歴書では、あなたの書類作成能力がどのくらいのレベルかわかります。添え状の書き方、履歴書を同封する封書に書かれた宛名書きや封の仕方からもあなたのビジネスマナーを推測できるのです。

応募者を管理する作業を削減できる

企業が紙版で100通以上もの履歴書を管理するのは、たいへんです。これがweb履歴書の場合は、とても楽になります。なぜかというと、転職サイトのweb履歴書のシステムには、検索や一括送信システムなど効率的に選考作業をおこなえる機能があります。そのため削減された時間を使って、応募者の選考作業に集中できるのです。

まとめ

web履歴書と紙の履歴書は、記入する内容的には同じことかもしれません。でも、記入された内容以外のところで、それぞれの役割があるということがおわかりいただけましたか？
web履歴書、紙の履歴書、どちらも細心の注意を払って記入することが基本です。