職務経歴書は何枚書く？

職務経歴書は何枚書けばいいかというと、これはいろいろ意見が分かれるところです。色々な書籍も出ていますが、1枚ですっきりまとめようとか、3枚では足りません。という人などが居て結構ばらつきがあります。
キャリアが数年しかない人もいれば２０年３０年という人もいますので同列には扱えないですし、仮に経験年数が同じであっても業種や職種によって違ってきますし、職務経歴書にどういう項目を採用するのかとか、どういうデザインやレイアウトをとるかによっても分量が変わってくるので一概に言えないです。

そういってしまうとこの話は終わってしまうので、大雑把な目安として２０代から３０代までの若い人は2枚がベストです。

キャリアが20年を越えるようなベテランの人は3枚です。この間の年数の人はその人に応じて２か３枚を選択するのが目安となります。

別の言い方をするとどんなに勤務年数が短い人でも1枚だけでは足りないですし、いくら年数の長い人でも4枚以上は多すぎるということです。

年数が短い人、仮に勤務年数が２、３年という人であっても1枚に収まるようなコンテンツだけでは、その人を採用するとか採用するか否かを判断する材料としては足りません。その位のキャリアでは、リストアップするだけでは職経歴書としてのボリュームが不足するので、職歴以外のその人の人間性とか将来性、ポテンシャルなどを伝えるような内容で補っていく必要があります。そいう内容を含めて2枚で表現するということです。

逆に20年30年とキャリアのあるベテランの人は、それだけの年数があるとキャリア全体を通じて事細かに書いていくと枚数がいくらあっても足りないのでそれらをうまくまとめて3枚に納めるのがベストです。

4枚を越えると読み手の採用担当者の精読率が急激に下がります。ですのでベテランの人に求められるのは、要約力であったり取捨選択であったり、あるいはウエイト調整の能力、そういったものが問われるのであり、そういったことが職務経歴書には必要ではないかと思います。中には５枚も6枚も職務経歴書を書いて、これだけの記述量がないと自分の良さは伝えられないんだ、という言い方をされる人がいますけど、まともに読まれなかったら意味がないですからオススメとしては3枚に納めることです。

ただ中には実績とかの記述量が大量になってしまう人がいます。システムエンジニアやプログラマなどプロジェクト単位で実績を書いていく人がそうなんですけど、そいう人は無理やり３枚に納めるという考え方ではなくて分量をとる実績は添付書類として別立てにして、本体の職務経歴書のほうは無理なくまとめていただくという形をとるといちばんいいです。

まとめ

職務経歴書の書く枚数で、これは絶対正解というのはありませんが、ひとつの目安にしていただければと思います。最後に自分の書類はこれでいいのか？と疑問になったら採用担当者の気持ちになってみるということが大事だと思います。特に大量の応募書類が殺到する転職市場で応募書類を裁かなければならない採用担当者になったつもりであなたの職務経歴書を読んでみて無理なくかつ十分に良さを読み取ってもらえる書類になっているかなということを一度確認してもらいたいです。

それでも不安な人は人材紹介会社の職務経歴書の書き方サポートを受けるてみることも解決策のひとつです。

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