看護師試が難しく

看護師試験が突然難しくなった

先日の2月19日日曜日に看護師の国家試験がありましたが、「めっちゃ難しかった」「日本は看護師減らしたいんか」などとネット上で受験者らが不満をぶちまけているようです。中には「くたばれ厚労省w」といった以前、保育園不足問題で騒がれた「保育園落ちた日本死ね！」のような厚生労働省を攻撃するような言葉も。厚生労働省では難易度は上げていないとしています。

ちなみに、看護師試験の合格発表日は、平成29年３月27日（月曜日）14時となっており、厚生労働省、地方厚生局及び地方厚生支局にて発表されるそうです。

どのあたりが難しかったのか

まず、マイナーな疾患や食品衛生法などといった法律の知識が求められる問題が多かったとのことです。

ちなみに、厚生労働省のホームページに掲載されている試験要綱の試験科目には、
「人体の構造と機能、疾病の成り立ちと回復の促進、健康支援と社会保障制度、基礎看護学、成人看護学、老年看護学、小児看護学、母性看護学、精神看護学、在宅看護論及び看護の統合と実践」とありました。

前々回からすでに難しくなっていた、とか20年に一度の難しさだ、といった情報も錯綜していて、どれほどの難しさかは、はっきりしていません。

長文問題が増えた

厚生労働省では、試験前の1月には、長い状況分を出すと告知はしていたらしいです。
その理由として、最近の学生は国語力が低い。過去問の丸暗記ではなく教科書をしっかりと読んで理解しているかの力を試したそうです。それなので、特別「難易度」を上げたわけではないとのことです。

5肢2択問題が増えた

5肢2択は受験生の3割しか正解できないといわれています。その5肢2択問題が、去年は24問であったのに、今年は31問と3割ほど増えているののも難しいと感じる原因とみられています。

あまり心配することはなさそう？

厚生労働省は、難易度は上げたつもりはないとしていますが、受験する側にとっては死活問題ですよね。

でも、いつもの年と同じ9割り程度の合格率になるらしいとの見方もあります。
理由は、看護師も不足していることから、合格者を減らしてしまうと、さらに看護師不足に陥ってしまうことになりかねないからです。それなので看護師の人数を確保するために基準点は下がりそうです。

また、試験が難しかったら全体の難易度も上がるので、試験が例年よりできなかったからといって悲観することもないとの見方もあります。

将来的には合格率を下げる？

こうみてみると、今回は、大丈夫かと思いますが、厚生労働省では、将来的には、出題基準の改定を検討しており、新設の看護学校も増えているので、看護師の質を維持するために合格率を下げる可能性は充分考えられます。

今後、看護師試験を受ける人は、厚生労働省の動向を注意しながら試験にそなえていく必要がありそうですね。