セクハラは退職理由に書かないほうがいい？

セクハラを退職理由にするのは控えましょう

あなたが不幸にも以前の職場でセクハラにあってしまったとき、履歴書の転職理由に「セクハラにあったから」とか面接時にそのことを強調することは控えたほうがいいです。

理由は、例えば、面接のときにセクハラにあったことを退職理由で説明したとしても採用担当者がその客観的事実を限られた時間の面接の間に理解することは難しいことと、受け取るほうも担当者によってまちまちだからです。

セクハラを受けたことに同情する採用担当者もいるかと思いますが、ネガティブなイメージを持つ採用担当者もいます。

実際、ある女性事務員がセクハラに遭い、彼女にとっては大変つらい経験だったので、面接のときに本当にそれが退職理由だったと、そのことを話したらあまりいい顔をされなかったという事例を聞いたことがあります。

退職理由には、セクハラで退職したことは触れずに、前職の経験を活かして将来キャリアアップしたいということを前面に出して話をしたほうがいいです。

多くの採用担当者は、前向きにキャリアアップしたいといった姿勢には好感を持つものです。

セクハラで退職した場合、会社都合にできるの？

セクハラ、パワハラ、いじめ、嫌がらせなどが退職理由の場合、特定受給資格者に該当し会社都合退職扱いになる可能性があります。

特定受給資格者とは？

特定受給資格者とは、通常退職後に次の会社に入社するまでの間、その期間が空いてしまう場合に失業認定を受ける必要があります。
会社に落ち度がある退職とみなされると会社都合あつかいと同じ資格者とみなされます。
この場合、会社都合退職者と同じ待遇で、ハローワークの手続きの７日後から失業給付金の受給を受けることができます。

手続きに必要なものがあるので、ハローワークへ相談して指示に従ってください。

会社都合退職になったら退職理由がバレてしまうのでは？

ハローワークで判定された退職理由は、外部に漏れることはないので安心してください。
履歴書の内容というのは、学歴や職歴は嘘を記載できませんが、退職理由や志望動機は、あなたの気持ちを表現して記載しても問題ありません。履歴書には堂々と「自己都合退職」と書いて、理由は先ほど書いたような前向きにキャリアアップを考えているとしておけばよいです。