志望動機 書き方のポイント　あなたは自分本位？会社本位？

志望動機の書き方のポイントは、会社本位のスタンスで志望動機を考えることです。どこからか借りてきたような定型句で自分本位のスタンスの志望動機を考えがちですが、それでは採用側を納得させることはできません。では、会社本位と自分本位の志望動機とは？

志望動機のスタンスには２つある

履歴書というのは定型的に事実を順番に記載していくのが基本ですが、その中でも志望動機というのは、かなり個人差や個性が出るところになります。

この志望動機の書き方についてはいくつか注意すべきポイントがありますが、いちばん重要なポイントについてお伝えします。
まず、志望動機のスタンスには大きく２つあります。

• 自分本位の志望動機
• 会社本位の志望動機

自分本位の志望動機とは、
「私は○○が好きだから応募しました。」
「○○が得意だから応募しました。」
というような観点で書かれた志望動機のことです。他にも「スキルアップしたくて･･･」「成長したくて･･･」などの表現がありますね。

会社本位の志望動機とは、
「○○で御社に貢献できるから応募した。」
「○○で御社の役に立てるから応募した。」
というような観点で書かれた志望動機のことです。

「志望動機のコツ　あなたならではの言葉で表現しよう」のところでもお伝えしましたが、志望動機の書き方としては、どこかのマニュアルから引っ張ってきたような無難な定型的な表現で書いてしまうよりも自分の本心、本音をベースにして自分の言葉で表現したほうがいいです。

志望動機はあくまでも「会社本位」で書く

しかし、このスタンスという点で言えば仮にそれが本音であったとしても100％自分本位のスタンスで書くことはオススメしません。なぜなら、企業が人を採用するのは、その企業に貢献してもらって利益をもたらすためです。決してその人が満足したり自己実現をさせるためではありません。
たとえば、「私は英語が好きで英語を使った私語がしたい。そのため応募させていただきました。」という志望動機では、「英語を使えさえすればうちの会社でなくてもいいんだ。」と言われて終わりです。

これは極端な例かもしれませんが、一見極端に力をいれて書かれているような志望動機でも、よく見ると自分本位の志望動機に偏ってしまっていて会社側の視点で書かれていない志望動機というのはかなり多いです。
そういう人は普段でも自分本位の考え方をする人で、組織への貢献ということを第一に考えられない人と思われても仕方ないことです。

志望動機は面接でも問われる

履歴書の志望動機で求められているのが、その会社を志望する理由であるからには、「なぜその会社なのか」という、その会社ならではの要素が書かれていて当然です。それなのに自分本位の記述に終始していたら、会社への志望動機という設問に答えていないことになります。それなので、仮に書類選考を通過できたとしても、面接でそのあたりを突っ込まれたらしどろもどろになってしまいます。

まとめ

履歴書をひととおり書き上げたら、志望動機が会社の観点で書かれているかどうかを必ず確認してください。志望動機がどうしても書けないという人は、「会社に貢献する」というスタンスで志望動機を考えてみてください。