転職のための資格

転職のために資格を取っておいたほうがいいのかについてお話します。

基本的な考え方を言えば一部の超難関資格を除けば、ただ持っているだけで採用が非常に有利になるっていうことはまずないと思ったほうがいいです。

例えば資格は持っているけれども実務経験がまったくない人と資格はないんだけれども豊富な実務経験と実績がある人がいたとすると、企業が評価するのは間違いなく後者です。

やっぱり机上の勉強よりも実務における経験と実績が勝った方が入社後に貢献してくれる可能性が高いというふうに考えられるからです。ただ経験や実績に大きな差がないのであれば資格がないよりもあった方がマシであることも否定できない事実です。

資格は一定の技量をもっているということの客観的な証明でもありますしそれだけじゃなくて仕事に対する意欲とか熱意があること、あるいは一定期間勉強に集中したり継続できるという証明でもあります。

ただいずれにしても転職のために資格を取るという考え方には、やっぱりどうしても違和感を感じてしまいます。やっぱり資格というものはキャリア形成の一環で取得していくものであって資格を取るということと転職を成功させるということは本来別次元の話ですので資格を取得べき かどうかっていうことは、あなたが思い描くキャリアアップのレールの上でその資格が必要なのかどうかということで判断してもらうのが一番じゃないかなと思います。